ビル清掃の国家資格 ビルクリーニング技能検定1級の紹介

清掃の資格

BMSSニュース 2020年5月号

掃除や清掃は誰もが日常的に行うことです。
ですが、プロの清掃家として活動するには様々な資格取得が必要になります。

ここでは、ビルクリーニングに関する3つの資格と、静城産業のスタッフが取得した「ビルクリーニング技能士1級」について紹介します。

ビルクリーニングに関する主な3つの資格

ここで紹介するビルクリーニングの資格は以下の3つです。

  1. ビルクリーニング技能士
  2. 建築物環境衛生管理技術者
  3. 清掃作業監督者

ビルクリーニング技能士

ビルクリーニング作業の技能を評価する「ビルクリーニング技能検定試験」に合格すると取得できる資格です。
今回、主に紹介する資格です。

建築物環境衛生管理技術者

ビル管理技術者と呼ばれる厚生労働省に認められた国家資格です。
オフィスやデパート、病院など延べ床面積3,000㎡以上(学校は8,000㎡)の建築物の清掃を委託する場合、建築物環境衛生管理技術者の資格取得者に委託することは義務付けられています。

清掃作業監督者

建物の清掃作業を監督する人に与えられる資格で、こちらも国家資格になります。
資格取得には、「ビルクリーニング技能士」または「建築物環境衛生管理技術者」の資格が必要です。
建築物清掃業の登録には、清掃作業監督者を1名選任することが義務付けられています。

ビルクリーニング技能士は5等級の資格制度

ビル清掃の技術・技能の検定で、清掃のスペシャリストへの資格と言えます。
昭和57年5月職業能力促進法(旧・職業訓練法)に基づき、技能検定の職種としてビルクリーニング(単一等級)が加えられ、国家検定として認められました。

平成28年度からは、単一等級から複数等級(1級・2級・3級・基礎1級・基礎2級)試験として実施されています。
全ての等級で合格者には、合格証書が交付され、ビルクリーニング技能士の称号が与えられます。

基礎2級

基本的な清掃業務を行うために必要な基礎知識と技術。取得目安は実務1年程度。

基礎1級

基本的な清掃業務を行うために必要な基礎知識と技術。取得目安は実務2年程度。

ビルクリーニング技能士 3級

初級技能者が有すべき技能と知識が求められます。
取得目安は約3年、「一人前」とみなされる目安の一つです。

ビルクリーニング技能士 2級

中級技能者にが有すべき技能と知識が求められます。
取得目安は2~5年、この頃にはチームのリーダーとして活躍していることでしょう!
本来、1級の資格試験は実務経験5年が必要ですが、2級に合格すると、その後1年の実務経験で1級の資格試験にチャレンジできます。

ビルクリーニング技能士 1級

現場責任者や班長など、上級技能者としての技術と知識が求められます。
ビルクリーニング技能士 1級は厚生労働省から認定された国家資格です。

ビル清掃のプロの証!ビルクリーニング技能士1級は国家資格です!

ビルクリーニング技能士1級

試験内容は学科試験と実技試験があります。
学科試験では、ビルクリーニングの作業方法・建築物の構造・安全衛生や関連する法規についての知識が求められます。
また、実技試験では使用する専用の機器などの扱いが問われます。
清掃業での一定の実務経験が求められることから、ビルクリーニング技能士1級はビル清掃のプロフェッショナルの証と言える資格でしょう。

静城産業の資格取得

静城産業では、ビル清掃の資格取得のためのトレーニング設備を用意し、トレーニングを行なっています。
詳しくは、静城産業は ビルクリーニングの国家検定試験に対応したトレーニング設備を完備しています! のページをご覧ください。

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