BMSSニュース 2024年7月号
高血圧は、多くの人々にとって身近な健康問題です。
無症状のまま進行することが多いため、「サイレントキラー」とも呼ばれています。
ここでは、高血圧の基礎知識やその危険性、そして血圧を下げる効果的な食べ物について解説します。
日常生活の中で簡単に取り入れられる方法を知り、健康的な血圧を維持しましょう。
高血圧な人の血圧について
高血圧は、血管に過度な負担がかかる状態を指します。成人の高血圧の分類は、以下の通りです。
特に、高血圧の人は収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の範囲に該当します。
高血圧の危険性とは?
高血圧が続くと、心臓や血管に負担がかかり、様々な健康リスクが高まります。以下のような重大な病気が引き起こされる可能性があります。
1.心臓病
高血圧は心臓に負担をかけ、心不全や狭心症、心筋梗塞のリスクを高めます。
2.脳卒中
血圧が高いと脳の血管が破れやすくなり、脳出血や脳梗塞の危険性が増します。
3.腎臓病
腎臓は血圧を調節する役割を担っていますが、高血圧によって機能が低下し、腎不全につながることがあります。
4.視力障害
高血圧は網膜の血管にも影響を与え、視力低下や失明のリスクを高めます。
65歳以上の方は、毎日血圧を測りましょう。毎日同じ時間に測定することで、その人特有の血圧の変動パターンを把握することができ、健康管理に役立ちます。
血圧を下げる食べ物
高血圧の予防と管理には、食生活の改善が非常に重要です。特に、以下のような食べ物が血圧を下げる効果があります。
1.野菜や果物
野菜や果物には、カリウムや食物繊維が豊富に含まれており、これが血圧を下げる効果があります。特にバナナ、ほうれん草、アボカドなどがおすすめです。
2.ヨーグルト(低脂肪乳製品)
カルシウムとタンパク質が豊富な低脂肪乳やヨーグルトは、血圧を下げる効果があります。
3.ナッツ
ナッツには、ミネラルと食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンEと不飽和脂肪酸も含んでおり、血圧を下げる効果があります。
4.豆・大豆加工品
大豆やレンズ豆などの豆類は、食物繊維と植物性タンパク質が豊富で、血圧を下げる効果があります。
今回のまとめ
高血圧は深刻な健康リスクを伴いますが、日々の生活習慣や食生活の改善で予防することができます。定期的な血圧測定と健康的な食事を心がけ、高血圧を予防しましょう。
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