台風による床下・床上浸水 早めの消毒で健康被害・害虫から衛生環境を守りましょう

床下・床上浸水時の対応

BMSSニュース 2019年12月号

台風19号で被害にあわれた方へ、お見舞い申し上げます。

近年、大雨や台風により各地で被害が発生しています。
2019年の台風19号では、私たちの静岡県でも床上・床下浸水の被害が報道されました。

今回は、万が一浸水した時の対応について基本的な内容をまとめました。

床下・床上浸水の際の対応

台風や大雨などにより浸水の被害を受けたときは、清掃と乾燥が基本です。
泥や汚れを洗い流し、乾燥させることが重要です。
また、感染症予防のために消毒することも大切なことです。

浄化設備を通過していない川の水、特に泥の中には様々な菌が含まれています。
中には、健康に害を与えるものも少なくありません。
不幸にも川の水が浸水した場合、それらを消毒して衛生的環境を保持する必要があります。

床下・床上浸水の際の対応は大きく3つあります。

  • 主に「塩化ベンザルコニウム」という消毒薬を使用し、健康被害を与える菌を消毒
    (※当社では、病院清掃で使う除菌クリーナーを使用します。)
  • 殺虫剤を使用し、発生した虫を処理
  • 白アリ施工のやり直し

虫の発生を伴う場合、殺虫剤散布を行う必要もあります。
特に床下に白アリの対応をしている場合、薬剤が浸水の影響で流出している可能性が高いため、白アリ施工をやり直すこともあります。