エアコン室外機の掃除で冷暖房効率UP!自分で簡単メンテ法
2022年11月11日

エアコン室外機の掃除で冷暖房効率UP!自分で簡単メンテ法

BMSS
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こんにちは!静岡県清水町のビルメンテナンス会社 静城産業です。

エアコンを快適に使うために欠かせないのが「室外機のメンテナンス」です。
室外機が汚れているとエアコンの冷暖房効率が下がり、無駄な電力を消費する原因になります。

今回は、室外機が汚れる原因、掃除のタイミング、自分でできる掃除方法、掃除後の効果まで詳しく解説します。
具体的な掃除方法として、エアコン室外機のフィン、フィルター、外装、ドレンホースの掃除方法を紹介します。

定期的な掃除でエアコンを長持ちさせ、快適に使いましょう!

エアコン室外機が汚れる原因と放置するリスク

なぜ室外機は汚れやすいのか?

エアコンの室外機は屋外に設置されているため、常に雨風やホコリにさらされています。
特に以下の原因で汚れが溜まりやすくなります。

  • ホコリや砂ぼこり:風で巻き上げられ、フィンやフィルターに付着
  • 泥や落ち葉:地面に近い場所に設置されていると、雨水とともに汚れが蓄積
  • カビやコケ:湿気の多い場所ではカビやコケが発生しやすい
  • 昆虫や動物のフン:虫や鳥のフンが付着すると、悪臭や腐食の原因になる

汚れを放置するとエアコンにどんな影響がある?

室外機の汚れを放置すると、エアコンの性能に悪影響を及ぼします。

汚れの影響具体的な症状
冷暖房の効率低下部屋が冷えにくい・暖まりにくい
電気代の増加エアコンの負担が増え、電力消費が上昇
異音の発生ファンに汚れが溜まり、異音や振動が発生
エアコンの寿命短縮無理な運転が続き、故障のリスクが高まる
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エアコンのトラブルを防ぐためにも、定期的な掃除が必要です!

エアコン室外機の掃除はいつやるべき?最適なタイミング

エアコン室外機掃除

エアコンをよく使うシーズンの前後で掃除するのが理想的です。

  • 夏前(5〜6月):冷房を本格的に使う前に掃除
  • 冬前(10〜11月):暖房を使い始める前に掃除

エアコンがフル稼働する時期は電気代も気になります。
効率よくエアコンを使用し電気代を節約するためにも、室外機掃除はチェックしたいですね。

定期的な掃除の頻度はどのくらい?

一般的には半年に1回の掃除オススメします。ただし、以下の環境では3ヶ月に1回の掃除が望ましいです。

  • 砂埃が多い場所(道路沿いや工事現場の近く)
  • 湿気が多くカビが発生しやすい場所
  • 落ち葉が多い庭や公園の近く”

室外機を水で丸洗いしても大丈夫?

エアコン室外機の水洗いは可能ですが、電気部品やモーター部分には水がかからないように注意しましょう。

水洗い時のポイント


  • 強い水圧を避ける(ホースで優しく流す)

  • 電気部品や配線に直接水をかけない

  • 洗浄後は十分に乾燥させる

エアコン室外機の掃除方法(自分でできるやり方)

自分でできる範囲で定期的に行うことが大切です。
本格的な分解清掃は専門業者に任せたほうが良いですが、フィンやフィルター、外装、ドレンホースの掃除をするだけでもエアコンの効率を維持できます。

掃除の準備と必要な道具

掃除を始める前に、以下の道具を用意しましょう。

用意するもの
  • 掃除機(ブラシ付きノズル)
  • 歯ブラシまたは細めのブラシ
  • 雑巾やタオル
  • 中性洗剤(外装用)
  • ゴム手袋
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室外機掃除全体の流れは、①フィン、フィルターの掃除 ②外装の拭き掃除 ③ドレンホースの掃除の順で行うのがおすすめです。

① 室外機のフィンとフィルターの掃除手順

室外機のフィンとフィルターは、エアコンの動作効率に大きく影響を与えます。汚れをしっかり取り除くことで、エアコンの負担を減らし、結果的に電気代の節約にもつながります。

フィンの掃除方法

フィン(熱交換器)とは、室外機の裏側や側面にある金属の細かい板状の部分です。
このフィンにホコリやゴミが詰まると、空気の流れが悪くなり、エアコンの性能が低下します。
フィンの掃除は、掃除機にブラシを付けて優しく汚れを吸い取ります。

掃除手順
1

電源を切る

作業中の事故を防ぐため、必ずエアコンの電源をオフにする。

2

掃除機でホコリを吸い取る

ブラシ付きノズルを使用し、フィンの向きに沿って優しく掃除機をかける。

3

ブラシで細かい汚れを落とす

歯ブラシや柔らかいブラシを使い、フィンの隙間の汚れを取り除く。

4

仕上げにエアダスターを使う(必要に応じて)

さらに細かいゴミがある場合は、エアダスターで吹き飛ばす。

注意点
  • フィンは非常に薄くて柔らかいため、強く押さないでください。変形すると冷暖房効率が落ちてしまいます。
  • 水を直接かけると錆びる可能性があるため、基本的には乾いた状態で掃除しましょう

② フィルターの掃除方法

室外機正面部分のフィルター(吹き出しグリル)は、空気の吸い込み口です。ここが詰まると、空気の流れが悪くなり、エアコンの運転効率が低下します。
フィルター部分も、フィンと同様に掃除機でホコリを吸い取ります。

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細かい部分は歯ブラシなどを使うと便利ですよ。

掃除手順
1

掃除機でホコリを吸い取る

フィルター表面のホコリを軽く吸い取る。

2

歯ブラシや柔らかいブラシで汚れを落とす

細かい部分の汚れは、ブラシを使うと効果的です。

3

汚れがひどい場合は水洗い

取り外せるタイプの場合は、中性洗剤を使って軽く水洗いし、完全に乾かしてから戻す。

ポイント
  • 定期的に掃除することで、エアコンの風量を安定させることができます
  • 掃除機で取れない汚れは、湿らせた布やブラシで拭くと効果的です

② 室外機の外装の拭き掃除

室外機の外装は、雨風や砂ぼこりにさらされ、想像以上に汚れています。
外装の汚れを放置すると、内部にもホコリや泥が入り込みやすくなるため、こまめに掃除しましょう。
雑巾やタオルを水で濡らし、よく絞り拭き掃除をしましょう。

掃除手順
1

乾いた布で表面のホコリを拭き取る

全体的なホコリを軽く落とします。

2

水で濡らした雑巾で汚れを拭く

泥汚れがある場合は、水で濡らし、よく絞った雑巾で拭きましょう。

3

汚れがひどい場合は中性洗剤を使用

落ちにくい汚れは、中性洗剤をつけた雑巾で拭くと効果的です。

4

最後に乾いた布で拭き取る

水分が残らないように、しっかり拭き取りましょう。

ポイント
  • 外装は防水設計されているが、水をかけすぎるのはNGです!
  • 強くこすりすぎると塗装が剥がれる可能性があるので注意しましょう

③ ドレンホースの掃除と詰まり対策

エアコン機器内で発生した結露を室外機の外に排出するのがドレンホース(排水ホース)です。
室外機の側にあるホースから水が出ているのを見たことがあると思います。

ドレンホースに汚れが詰まると、室外機に水が溜まったり、室内機が水漏れを起こす可能性があります。
まずは、ドレンホースを覗き込みゴミやホコリがないか確認しましょう。
汚れやゴミがある場合は、割り箸や歯ブラシで汚れをかき出すようにします。

掃除手順
1.ドレンホースの先端を確認する:水がスムーズに流れているかチェック。
2.ゴミやホコリを取り除く:割り箸や細い棒を使って、ホース内のゴミを取り除く。
3.詰まりがひどい場合はドレンホースクリーナーを使用:専用のクリーナーで汚れを吸い出す。
注意点
・強く押し込むとホースが破れる可能性があるので慎重に
・経年劣化でホースが硬化している場合は、交換を検討する

室外機掃除の注意点とやってはいけないこと

室外機の掃除は、適切な方法で行わないと故障の原因になることもあります。
以下の注意点を守って安全に掃除しましょう。

  • 高圧洗浄機で洗う → フィンが変形し、エアコンの性能が低下する
  • 内部を分解する → 専門的な知識がないと故障につながる
  • フィンを手で強くこする → デリケートな部品のため、優しく掃除する
安全に掃除するためのポイント
  • 必ず電源をオフにする
  • 掃除後は完全に乾燥させる
  • 異常を感じたら無理をせず業者に相談する

エアコン室外機の掃除で得られる効果と維持管理

掃除後のエアコンの動作効率はどう変わる?

掃除後は冷暖房の効率が改善し、エアコンの負担が軽減されます。その結果、電力消費の無駄を抑えることができます。電気代の節約も期待できます。

室外機の汚れを防ぐための予防策

  • 室外機の周囲に障害物を置かない
  • カバーを使用する(ただし通気性の良いものを選ぶ)
  • 定期的に目視で汚れをチェックする

今回のまとめ

エアコン室外機の掃除方法を紹介しました。

  • 室外機の汚れは放置するとエアコンの効率が低下する
  • 掃除は夏前・冬前の半年に1回が目安
  • 掃除はフィン・フィルター・外装・ドレンホースを重点的に行う
  • 正しい掃除をすれば、エアコンの効率がアップし、快適に使用できる

エアコンは室内機と室外機がセットで動作します。
室外機を掃除する時は、一緒に室内機の掃除もしましょう。
また、室外機を設置している周囲の整理・掃除も室外機の汚れを防ぐのに有効です。

それでは、今回はこのへんで。