BMSSニュース 2020年11月号
新型コロナウイルスの感染拡大により、行動自粛・感染防止の意識が高まっています。
自分自身がウイルスに感染しない、周囲に感染させないという意識と行動は大切ですが、一方でウイルスに対する過剰とも言える反応があるのも事実です。
この背景には、新型コロナウイルスの決定的な薬が完成していないことがあるでしょう。
現在の状況下、私たちがとるべき行動は、正しいリスク管理を行い、コロナウイルスに対するルールを持った社会生活を送ることが重要だと考えます。
今日から車の運転をやめますか?
自動車を運転していれば交通事故のリスクが伴います。仮に車を運転していなくても事故リスクはあります。
事故内容も様々で、ボディに傷がつく程度のものから、万が一の死亡事故もあります。
警視庁の統計によると、2019年の全国の交通事故死亡者数は3215人。
内、65歳以上の高齢者の割合は55.4%
自動車事故は減少傾向にあるとは言え、ゼロになっていません。
では、事故のリスクがあるから「今日から全ての車の運転をやめよう!」となるでしょうか?なりませんよね。
全世界の自動車運転を止めれば、事故は0になります。確かに安全そうです。
でも、それでは現実的な社会生活が送れません。
今後も自動車事故は0にはならないかもしれません。
それでも事故リスクをゼロに近づけるために、交通ルールを作り、私たちはそのルールの中でマナー向上の努力をします。
また、自動車業界も事故リスクを減らすための技術向上を行なっています。
これはコロナ禍における私たちの社会生活にも当てはまることではないでしょうか。
社会生活を送ればコロナウイルスに感染するリスクはある
コロナウイルスの感染はゼロにすべき!
その通りです。医療の側面から見ればそれこそが正しいと思います。
そのために多くの方が時間と労力を今も費やしてくれています。
では、私たちができることは何でしょう?
感染のリスクをゼロにするために、家から一歩も出ず、家族を含む他人との関わりを全て遮断し、一切の関わりを持たずに家の中に引きこもることでしょうか。
それでは私たちは生きていけません。
交通ルールを守って車を運転するように、コロナウイルスに対してもルールを守って生活すべきではないでしょうか。
現実的な社会生活を送るためには、リスク0は不可能でしょう。
正しく恐れ、ルールを守り行動することが今できる最大のリスク管理だと考えます。
静城産業では、感染症対策として次の行動を徹底します
社内で共有している感染症対策
- 手指を清潔に保つ
- 咳、くしゃみをする人から距離をとる
- 人との面会時はマスクを着用する
- 自分の目、鼻、口を触れることを控える
- 大きな声で話したり、飛沫が生じることを避ける
- 免疫強化を心がけ、栄養・睡眠・運動に留意する
- 体調の悪い時は無理をしない
- 発表されている研究成果などに注意し、新しい知識を取り込む
- このような時代だからこそ、近隣の人々と助け合い・支え合う