浴槽のレジオネラ菌対策!循環の必要性と清掃について

温泉施設のレジオネラ菌対策

BMSSニュース 2024年2月号

日帰り温泉、旅館、ホテルの大浴場、健康ランドなど、大勢のお客様が利用することが前提の浴場では、毎日浴槽のお湯を入替ていると大変なコストがかかってしまいます。
そのため、お湯を循環させて使用しています。もちろん、お湯の入替は行いますが、週に1回と法令で決められています。

ニュースで見る「レジオネラ」による肺炎は、最悪の場合、死亡事故にも繋がります。
そのため、浴場施設では循環経路でレジオネラ菌対策をしっかりと行っています。

温泉施設のレジオネラ菌対策

浴槽のレジオネラ菌対策
  • お湯の交換:1週間に1度以上はお湯を交換すること
  • 清掃とフィルタリング:毎日、ろ過器に接触するヘアキャッチャーでゴミを取ること
  • 消毒:塩素を注入して消毒すること(レジオネラ菌は塩素にとても弱いため)
  • 水質チェック:浴槽のお湯の塩素濃度を測定する事

浴槽のお湯を循環させる理由は、温度調節だけでなく、お湯を清潔に保つためでもあります。
法令では最低でも週に1回はお湯を交換することが義務付けられています。

上記のほかにも、水質検査や貯湯槽を清掃するなど、様々なルールが決められています。
安全で快適にお風呂を楽しんでいただけるように、お風呂を運営している事業者もメンテナンス業者も努力しています。