毎年、この時期は草刈りの季節です。
私は沼津~御殿場間をよく東名高速で走るのですが、沿道には伸びた草が徐々に道路に進出してきて、刈ってもらうと、とてもスッキリ。
また、狩野川の土手沿いに事務所がありまして、まさに窓の外は狩野川です。
ここも草がスゴイ!なにしろ、ヤブガラシの巣窟になっているようで、抜いても切っても除草剤を使っても、出てくること出てくること。
ウチの会社は天城高原にささやかな保養所を持っているのですが、ささやかすぎて殆ど使用していません(モッタイナイおばけがでています)。なので、夏のシーズン前に清掃に行ってみると、草がぼうぼうで大変なことになってます。
先日、ウチの会社を引退した除草のプロの方がいました。
ヤブガラシやスギナの対処の仕方なども私に教えてくれた貴重な方でしたが、85歳まで現役で活躍してくださり、とても感謝しています。
この方が良く言っていました。
草刈りや除草作業を清掃の人がやるのはムリだよ、と。
即ち、通常、室内で仕事をしていれば、どんなに汗だくで体を使っていても、屋外の日と風の当たる場所での仕事は体の使い方が全く異なると。
よく大きな会社さんから言われるのは、お掃除のおばさんについでに草取りもやってもらってよ、ということ。
で、実際にウチのお掃除のおば様たちにお願いしたことがあるのですが、まずは断られます。
なんとか引き受けてくれた方もいましたが、1時間ももたず、具合が悪くなってリタイア。
やはり、引退した除草プロの言っていた通りです。
さて、これから高齢化社会が進み、働き手人口が減少し、IT化が進む裏返しとして草刈りなどの労働を積極的にやろうとする人口も少なくなると思います。
でも、草は減りません。
生命力豊かな草は、今年も来年も、未来永劫、成長し続け、刈っても刈っても、また新たな芽が噴出してきます。
10年後、20年後、草刈りをやってくれる人が、もしかしたら希少価値のある重要な存在になっているような気がするのは、私が今まさに草刈りの修行中だからでしょうか?