2016年12月12日

冬場のガラス清掃は効率を考えるとおススメできない!

私たちはビル清掃のプロなので、清掃の効果性も考えています。

もし、私たちが作業の時期を自由に選べるなら、迷うことなくガラス清掃は12月にはやりません。

屋外で寒風に晒されながら行うガラス清掃は、道具を持つ手指がかじかんでしまい、結果、作業性が劣るからです。

左手にもつウオッシャーと呼ばれる棒に洗剤をたっぷり含ませてガラス面に塗りこみながら擦り洗いをするので、左手は常に濡れます。

逆に右手は車のワイパーのようなゴムのエッジのついたスクイジーで洗剤をかきとるように掃除するので、こちらも濡れながらの作業です。

ウエスも水分を含んでくると絞ったりして、これまた手を濡らします。

ゴム手袋をして手を養生すればいいのですが、ウチのベテランほど手袋をしなくなります。

ゴム手袋を装着しての作業だと、どうしても細部に違和感があり、精密な作業がしづらくなり、素手でやってしまうのです。

そんなわけで、日本には古来年末の大掃除の習慣があるので、暮れにはガラスそうじ、となりやすいのですが、清掃効率を考えるなら、ガラス清掃は寒い冬場は避けた方が良いのです。