ビルメンテナンスといえば聞こえはいいが、又の名を掃除屋さんともいう。
掃除屋さんといえば、必然的に、おじさん、おばさんのイメージが強い。
最近はさらに進化して、おじいさん、おばあさんに成長している。
求人広告に応募いただく方で、最近多いのは、定年で会社を退職なさった男性の方。
一日何もしないではもったいないから、半日くらい働きたい。掃除くらいなら簡単にできるだろう。
要は、ちょいとこづかい稼ぎができればいいや。掃除なんか簡単だろう。って感じ。
生活を賭けて真剣に取り組んでいる人から見たら、まさに失礼極まりない。
そういう人は1週間もたずに辞めていく。
酷い人は、仕事をけなして、まじめに務めている人を侮辱しながら、こんな仕事やっているお前らはダメなやつらだ。オレはお前らとは違うから、やってらんねー。なんて人までいる。
私は50歳を越えたところだが、私の中学生、高校生のころはよく大人たちからこういわれた。
「まったく、、、最近の若いもんはなっとらん」
でも、今、どうなんだろう?
若いもんがよくなったかどうかは置いといて、最近の高齢者もなっとらん、って人が増えてきた気がする。
職業柄、多くの高齢の方と接するが、人生経験がその人柄からにじみ出て、実に尊敬できる方がいる。
私の会社でパート仕事をこなしてくださるメンバーの中にも多数いらっしゃる。
ありがたい。
で、その反対に、とてつもない自己中心でわがままで、他人のことなどおかまいなしで、人生経験がずるさと姑息さに固まっている人もいる。
じじいがその域に入ると、若いもんの比ではないくらい悪い影響がでる。
これからさらに加速する高齢化社会。
折り合いをどうつけていくか。
まさに私の業界だけではなく、社会全体の課題であろう。